2017年4月23日日曜日

【依頼案件】ミクさんのサイバーコンソール その47 引き渡し

 
横浜基地に、ついにミクさんご来訪。まずはその美しいご尊顔を。



横顔の素晴らしいこと。



22日の夜に文月さんがミクさんと一緒にサイバーコンソールの一次完成品を引き取りに来てくれました。
なんとミクさん二人というかノーマルミクさんと雪ミクさん。どちらもお美しい。
いやマジで踏み外しそうです。自分の部屋に異次元空間が突然現れるというかなんというか、あってはいけないものがあるというか。そんな衝撃が。
とにかく造形が素晴らしいです。細部の細部までこだわりがあります。とにかく美しいです。ほんとに欲しくなりました。


もちろん、目的はこれです。


早速お試し。まず問題なしのサイズ感です。非常にいい感じであります。


無機質なコンソール本体にミクさんが着座するとこれがまたいいんですよ。素晴らしいものがあります。
イルミネーションを動作させつつ、しばしドール談義を3時間ほど(笑


「こうですかね」「いやいやそれでは視線が合っていない」等と、深夜のマンションの一室でいい歳したおっさん二人がドールを触っている風景はまさに空前絶後阿鼻叫喚世紀末地獄絵図であります。誰かが見ていたら即通報です(確信


でもですね、ここまで作り込みがしっかりしていると、なんといいますか、焼き物でも掛け軸でも何でもいいんですが、いわゆる「ちゃんとしたもの」に共通する芸術性というか、そんなものが宿るのです。これは単なるお人形さんではないのです。


文月さん11時くらいにお越しいただいたのですが、盛り上がっている間に深夜2時を回ってしまい、さすがに遅いだろうということで解散となりました。


ミクさんのソフトケース。勉強になります。


なるほど。


で、サイバーコンソールは無事サイズテストをパスしましたのでお引渡しです。
まだ改善すべき点はたくさんあるのですが、ひとまず一次完成品としてのお引渡しとなります。


運び出し。結構でかいので持っていくのも大変です。
深夜3時近い時間帯でもあり、即職質レベルの怪しさを漂わせながら駐車場へ移動です。


シートに傷を入れないように段ボールを敷いて、本体はシートベルトで固定しました。
これで大丈夫でしょう。


ということでお引渡ししたサイバーコンソールはミクさんと共に5/5にビッグサイトで開催されるトレジャーフェスタで展示されます。
トレジャーフェスタ 
トレジャーフェスタはガレキを中心としたミニワンフェスといった風情のイベントとのこと。文月さんも物販ブースを構えての御参加です。
私は5/5の昼頃に羽田に戻る予定ですので、よほど荷物が多くない限り遊びに行こうと思っております。
同フェスタにご参加の方がいらっしゃいましたら是非サイバーコンソールの現物をご覧くださいませ。よろしくお願いいたします。

さて

【依頼案件】ミクさんのサイバーコンソール その46

 
どうしてもバスクリンが気になる(笑)ので、クリアで作り直しました。


こっちの方が私的には好みです。
今回はレーザのパワーにも気を使いましたのでしっかりと描画できています。


今回使ったアクリルはどれも無色か淡色なのでこっちの方がしっくりくると思うのです。


そう思いません?


しつこく。


しつこく。
ということで、いっぽうてきな好みで文月さんにはこの状態でお引渡しをさせていただくことに勝手に決定します。


で、このインパネを載せたときに「レバー作ってないやんけ」と気がつきました。
あわてて追加作業します。黒のカッティングシートが底をついておりますので、ここは白で作ります。レバーくらいは白でもいいんじゃないかな。ここはいずれクリアなアクリルを切り出して再作成し、光らせるという考えもあります。


シート切って、


貼ります。小さいので簡単。


挿します。とりあえず挿しているだけですが溝にぴったりなのでいい感じにぐらつきもありません。


右側も


同じように、


ちまちま切り出します。内職っぽい。


右も取り付けられました。ハンドルそのものは材料がないので断念であります。13mmという太い穴にしてしまったので適当なアクリルの棒もありません。いずれ作り直しなのでその時に対策することにします。


これでGW前に計画した作業はほんとのほんとにすべて終わりです。
写真を何枚か。


悪くないです。インパネのクリアアクリルもいいと思います。


いるみねーしょんをつけないとほとんどモノクロな感じで好きです。


いろいろやっつけで終わらせているところもおおいのですが、それでもなかなかの出来だなと自画自賛。






完成版で動作をさせてみます。動画で。


イルミネーションをどう持っていくかは文月さんと相談しながら決めていきます。


他にもLEDを仕込むところは残っていますが、あんまりやりすぎるとデコトラ伝説を作ってしまいますので、節度をもってセンス良く(これがむつかしい)やりたいなあ。


ということで、次回はついについにミクさんをお迎えして着座テストとお引渡しの儀を執り行います。

【依頼案件】ミクさんのサイバーコンソール その45

 
いよいよ仕上げです。ベースの取り付けと、最重要にして最も力が入るところの前面操作パネルの加工です。まずはベースに使う板材の選定から。


MDFにカッティングシート貼りも考えましたが、最終的にはこのディスプレイから取り出した導光板を使うことに。厚さが12mm位の分厚いアクリル板です。大きさといい、重厚感と透明感といいベース材として最適と思われます。
さらにこの板、導光板として使われておりましたので、バックライト光を正面に向かって散乱させるためのパターンが入れられております。これはベース板の意匠としてもかっこいいし、何より横から光を入れればベース全体がムラなく光ってくれるというおまけがついております。GWまでの作業ではここにイルミネーションを入れることはしませんが、今後の改造の幅が広がるというものです。


そして前面の操作パネル。ここは文月さんより蛍光グリーンのアクリル板を推奨いただいております。すでにテスト用に2mmの薄板を購入済み。
こんな感じで第三側板の溝に挿し込んで、取り外し自在に保持します。


前から。


で、非常に重要なのがそのパネルに表示する、というか書き込む計器類のイラストです。
文月さんからは(はるか昔に)このようなパネルの例をいただいておりました。
これをそのまま、とも思いましたが、書き込みというか削り込みはレーザ加工機で行いますのでカラー表現はできず、諧調表現も限定されたものになります。下のパネルをそのまま描画してもおそらくきれいなものにはならないと思われます。


そこで、白黒系の、さらに言えば線画のデザインが何かないかと探してみました。
「cockpit spaceship schematic」や「spaceship instrument panel」等といった単語を並べてgoogle先生に絵を探してもらうとこんなのが出てきます。


いやどれも素晴らしいです。実機の説明図であったり、妄想が爆発したものだったりしますが、男子が好むごちゃごちゃ感と制御感が満載であります。
これは航空機のコックピットにある表示パネルの一部。

これはApollo宇宙船のインスツルメントパネル。


これは project mercury なんて言葉がキーワードで出てきます。


これはどうもマクロス系のインパネで、原画をもとにベクターデータが作られたもののようです。


ということで、これら材料をアップいただいた皆々様に心の中で手を合わせつつ、勝手にパクってデザインを作ることにします。販売目的ではありませんのでお許しを。
まずイケていると私が勝手に判断したパーツを遠慮なく切り出してきて並べます。


サイバーコンソールのインパネはこんな形。


こそにざっくり展開してみてイメージを確認し、


inkscape上で詳細に検討します。Apolloのインパネなんかはかっこいい計器が満載なんですが、どれも絵の解像度がガタガタです。モノによってはトレースを行って輪郭をきちっと出していきます。結構時間がかかる作業です。


で、最終的に落ち着いたデザインがこれ。


では切り出しと描画の作業です。
MACH3では切断と彫刻を一度のプロセスで行うことができません。切断は切断、描画は描画で、加工原点を共有しながら別プロセスで行います。この辺りがMACH3の限界です。もとよりレーザ加工のための制御ソフトではなくCNC用ですので仕方がないところです。
まず切り出し。ちなみに、一般的なレーザ加工機の制御ソフトでは描画が先で切り出しが後です。NCVCで輪郭をGコード化します。


描画部分は高解像度のpngファイルで出力し、MACH3のプラグインを使います。


加工開始。


蛍光グリーンの板は保護フィルムだけをはがします。保護紙は貼っておいても大丈夫。
のはずです。


切断を動画で。


引き続きMACH3を再起動して描画プラグインで計器類の絵を彫刻していきます。
これ、めっちゃ時間がかかっております。進捗に従って動画をたくさん。


これと


これと


これと


これと


これ。ようやく最終盤です。


完成しました。


いい感じに描けております。ずれもひどくはありません。


保護紙はズタズタに切れているのでちまちま剥ぐのは効率が悪いです。そんなときは板ごと水にぶっこみます。


すると一撃で剥げてきます。お湯ならさらに早いです。


完成。完璧です。


と思いきや、全くダメダメでした。
パワーが弱すぎたようです。きれいに板に刻印されていません。いやあ難しいですね端っこの方でテストしてから本番をやるべきでした。


保護紙の上にさらにシールが貼ってあった部分はそもそも板までレーザが届いておらず、全く描画されておりませんでした。これはひどい。


太くて色の濃いところはよく描けているだけに残念さもひとしお。


嘆いていてもなにも進みませんので、チェックはしてみます。


うーん。
みなさんどう思われます?やっぱりバスクリンじゃないですか。
悪くはないと思うのですが、この蛍光グリーンはさすがに強烈すぎっるような気がします。このパネルだけが浮いたように目立ちます。私的にはもう少し落ち着いた感じが好みであります。
いずれにしろ、この失敗作は作り直しになりますので、その時に材料は再考しましょう。


お次はベース板です。この分厚いアクリル板を惜しげもなく投入。と言っても、元は100円のジャンク液晶パネルから取り出したモノです(笑


まず四隅にシリコンゴムの足をつけます。


次にシートと台座の結合にもつかったアルミLアングルを出してきて、


シートの時と同じように穴を開けます。


センターポンチを使ってできるだけきれいに。


穴を開けたLアングルを台座に仮止めしたら、コンソールをアクリル板の上に置いて、


穴位置をマーキングします。


こんないちでいいでしょう。


こんな感じ。


油性マーカーで位置出しをして、


アクリル用に改造したドリルビットを使って穴を開けます。4.5mmφ。
美しい。


4つ開けて、


ゴム足の高さが3mmくらいしかありませんので、できるだけ頭の低いビスを探してきて、


こんソール全体をベース板に固定します。


これで、大型の作業は終わりです。


あとはこまごまとしたこだわりの部分。


例えばこれ。今はただのM3小ねじで止めてある側板をローレットに変えます。
値段がすごいでしょ。ハンズマンガラクタ市の戦利品です。


交換。


悪くないと思います。


ここも。
ちょっとしたことなんですけどね。この辺り大事です。


お次。電源コネクタを作ります。
文月さんより「モバイルバッテリーを使いたい」とのご要望がありましたので、このUSB-Bのブレイクアウト基板を採用。aitendoで100円でした。


プラマイ逆にするとまたArduinoを葬ってしまいますので、ここは慎重に極性を確かめて、


2PのXHコネクタポストをハンダ付けしておきます。これで間違えることは無いはず。


取り付けはこの辺の開いたところを使えばいいでしょう。


制御基板から伸びるケーブルにXHのピンをカシメておきます。


ハウジングつけます。この時にもしつこく極性を確認。


取り付けました。ちょっと曲がってしまいました。


ではテストです。私が持ち歩いているバッテリーを使います。18650二本使いで、最大電流2.1Aなのでちょうどよいはずです。


では動かしてみましょう。


動画で。
この構図で「!!」と思ったあなたは心が汚れすぎています(笑



ということで。ほぼ形は完成しました。